今日の戦利品
初めて買った雑誌ですが、わりと面白かったです。
おしゃれな人はなにやってもおしゃれだという…w
あいかわらず鬱々してますねぇ
でも、雨上がりの空ように少しずつ光明が差し始める感じがして目が離せなくなりますね。
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初めて買った雑誌ですが、わりと面白かったです。
おしゃれな人はなにやってもおしゃれだという…w
あいかわらず鬱々してますねぇ
でも、雨上がりの空ように少しずつ光明が差し始める感じがして目が離せなくなりますね。
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4月頃に発売された本なのですが、当時は買わずに保留していました。
そして、いざ欲しいと思ったら売り切れていたという…
しかし、最近になってまた増版されたのか、近所の本屋さんでも見かけるようになりまして、今度こそはとしっかりゲットしてきました(*^∇^)v
レスポのキャンディ ドッツ柄のポーチは1つもっているので、今回はストライプの「ボヤージュ」柄を選択です。
ちょっとふくらんでるのは、中にiPhoneが入っているから…w
中はこんな感じ…
思ったより大きくて、結構いろいろ入りそうです。
とはいっても、これだけ持ってお出かけするというよりは、ポケットもたくさんついていますし、バッグ内の整理整頓に役立ちそうですね('∇^d)
それにしても、これで980円はかなりお買い得感がありますね。
キャンディ ドッツ柄も欲しくなってきたぞ…( ̄へ ̄|||) ウーム
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"文学少女"と神に臨む作家 上・下
読み終わった~\(^0^)/オワタ
シリーズ最終巻ということで、期待をふくらませて読み始めましたが、物語的にはちょっとごちゃごちゃしすぎたかなぁという印象ですね。
これまでがテーマとなる作品をうまく使い、プロットを限定することによって、スパッと切れ味良く描かれていたので、余計にそう感じてしまうのかもですね。
でも、最終的にはちゃんと良い終わり方をしていて、読後も晴れ晴れとした気持ちが残って気持ちいいです。
いろいろありましたけど、みんな前向きに進んでいく姿をみてると、こちらも元気が出てきますね。
やっぱり、ハッピーエンドはいいなぁと改めて考えさせられます(*'ω'*)
シリーズ的にはこれで終焉ということで、大変名残惜しいですが、外伝や短編集はまだあるようですし、それらも追々読んでいきたいと思います。
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新型インフルエンザが大変なことになっていますねぇ
わたしも大阪在住なので他人事ではないです。
マスクとかもホントにどこ行っても売っていないような状態ですし、駅前など人通りの多いところに行くとまわりはマスク姿の人ばかり…
見えない恐怖とはいえ、こうした現状を見ると、異常事態なのだと実感してしまいます。
いまのところ重篤な症状の方がでていないのが救いですが、手洗いうがいにマスク着用を徹底して、これ以上の感染拡大を減らすよう努力しないとですね。
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この週末は文学少女シリーズを読みふけっていました。
「“文学少女”と月花を孕く水妖」まで読了して、本編も残るは「“文学少女”と神に臨む作家」の2冊のみとなりました。
この作品で取り上げられている題材作品は有名なものが多く、一度は誰もが読んだことがあるという作品ばかりなのですが、月花を孕く水妖で登場した夜叉ヶ池などの作者泉鏡花という人は知りませんでした。
作品中には断片的な引用と簡単な内容説明はあったのですが、それを読む限り、なかなかに難解な内容のようですね。
でも、いつか機会があれば、読んでみたいです。
そして、神に臨む作家もすごく楽しみです。
慟哭の巡礼者までで、心葉の過去のお話も終わり、人間関係も少し落ち着いた感がありますから、最後はどのように締めくくるのか、早く読みたい衝動を押さえるのが大変です。
わたしは欲望のままに読んでいると、平気で徹夜してしまうタイプなので、読書モード中は常に寝不足なのをなんとかしないとですよね。
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GWも今日で終わり…
結局、GWらしいことは何一つとしてやっていないです。
というのも、典型的なヒマはあってもお金が無いという状態でして、なんとも世知辛い世の中ですよ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~
それでも、日がな一日ぼ~っと部屋の片隅を見つめながら、まったく何もやっていなかったというわけでは、もちろん無く。
DVDみたり、読書したり、ゲームしたりはしていたわけです(`・ω・´)
(完全にダメ人間な方向へは向かっていますがw)
まず、小説では…
このあたりを読みました。
八雲はあいかわらず面白くて、次巻が気になります。
鴨川ホルモーもちょっと不思議な内容ではありましたけど、最後はうまくまとまっていて、やっぱりハッピーエンドはいいなぁと思いました('∇^d)
四畳半は…う~ん、夜は短しから森見さんの作品に入ったものとしては、ちょこちょこリンクしている部分もあって楽しめるのですが、やはり少し難解な印象でしたねぇ
そして、文学少女ですが、これはひさしぶりにヒットです(*゚ー^)ъ☆
最初は文学少女の設定に戸惑いましたけど(ホントに妖怪とか幽霊のたぐいかとw)、読書好きにはたまらない内容ですね。
いちおうミステリ小説的な作品となってはいますけど、そこはライトノベルですから、過度な期待はせずに純粋にキャラクターを楽しむほうがいいでしょうね。
コミックでは…
DVDでは…
うた魂は、わたしも高校時代にコーラス部に入っていたので、懐かしさもあって面白かったです。
主役の夏帆さんのキャラが、ああ…コーラス部に入る子ってこういうイメージあるなぁなんて、自分の事は棚に上げて思ったりしました。
最後にゲームでは、リネ2を進めていました。
lv60で止まっていたスミスを61にして、装備をAグレに変えてみたり、スペシンとソドブレで鳥のレベル上げをしたりしていたかな。
こうしてみると、意外に充実したGWを送っているじゃないか(*'ω'*)
夕食の準備で近所のスーパーにお買い物に行った以外、ほとんど他人と接することなく過ごした連休でしたけど、それもインフルエンザ予防のためと思えば、目から一筋の汗が流れるっていうものですよヽ(`Д´)ノウワァン!
とにかく、明日からまたがんばってこ~(っ´▽`)っ
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「太陽の塔」森見登美彦
「夜は短し…」に味を占めて、この作品も読んでみました。
内容は打ってかわって、文学色の強いものになっていますね。
つまりは主人公の男性の失恋のお話なわけですけど、それを森見登美彦節で自虐的に、でも愛らしく描かれています。
正直なところ、この作品は完全に男性目線で描かれていますから、感覚的にわからない部分もあったりしたのですが…
総じて「男の子」って面白いなぁと思って読んでいました。
あと、この作品のタイトルになっている「太陽の塔」ですが、大阪万博のアレですね。
最近、20世紀少年などでも取り上げられて、よく目にする機会が増えていますよね。
わたしも小学生くらいの時だったか、アレを初めて見たときの衝撃は忘れられないです。
巨大なエネルギーみたいなものが存在しているように感じて怖かったのを覚えています。
いま思うと、あのとき感じた恐怖は、お化けとかの怖いとは違って、偉大なものを前にしたときの畏怖の念だったのかなぁと思ったり…
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「夜は短し歩けよ乙女」森見登美彦
ひさしぶりに大ヒットな作品でした。
ちょっと癖のある文体で最初は少し戸惑いましたけど、読み進めるにつれてそんなことは気にならなくなって、とても魅力的な登場人物たちの物語に引き込まれていきます。
この作品については、いろいろ語ってしまうのは野暮な気もしますね。
とにかく、このホンワカとした世界に飛び込んで、キュートな人たちに触れてみる。
こういう恋愛物的な雰囲気が嫌いでなければ、読んで損はないです。
あと、羽海野チカさんの解説?も必見です。
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小説「螺鈿迷宮」海堂尊
「チーム・バチスタの栄光」「ナイチンゲールの沈黙」でも登場した東城大学や桜宮病院を舞台とした作品。
直接のつながりはそれほど無いが、間接的・根本的に絡み合う。
東城大学の医学生 天馬大吉は、幼なじみの記者 別宮葉子からの依頼により、終末期医療の先端施設として注目を集めている碧翠院桜宮病院に看護ボランティアとして潜入することになる。
碧翠院病院の経営者一族には黒い噂が絶えず、入院患者も次々と不自然な死を遂げる。
これは本当に病死なのか、それとも何者かの意図によるものなのか…
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不定愁訴外来の田口先生は今回出番無し。
しかし、白鳥はあいかわらず暴走していますし、いままで「氷姫」と呼ばれていた白鳥の助手もその姿を現します。
バチスタ、ナイチンゲールと毎回ちょっとずつ作風を変化させてきた海堂尊さんですが、今作でも少し浮世離れした世界観が描かれています。
社会性の強い内容なのですが、それを上手く料理して娯楽性の高い作品に仕上げていますね。
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小説「ナイチンゲールの沈黙」海堂尊
「チーム・バチスタの栄光」の田口・白鳥シリーズ第2弾。
今作では小児科病棟が舞台となります。
しかし、前作のような医療ミステリというわけではなく、ごくごく普通のミステリ作品となっています。
ただ、あいかわらず、本格ミステリの体裁は整えていなくて、謎解き要素は物足りない感じです。
でも、物語自体は前作以上に魅力的で、小説としては楽しめました。
このシリーズもハイペースで刊行が続いているようですし、続編の文庫化を心待ちにしたいと思います。
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小説「心霊探偵 八雲3」神永学
このシリーズも3作目ですね。
続きを早く読みたいんですけど、文庫化のペースがのんびりしていて、なかなか進みませんね。
毎回、巻末には書き下ろしのエピソードが追加されていたりもしますから、このくらいのペースは仕方がないのかもです。
今作では、死者の魂がみえるという霊媒師が登場します。
しかもその男の両目は、八雲と同じに真っ赤に染まる。
八雲の父の影がちらつく中、失踪事件が追い次ぐ。
しぶしぶ調査を開始する八雲だが、事件の真相は意外なところに…
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映画にドラマに次々と映像化されている作品です。
医療ミステリということで、難しそうだなぁという印象でしたが、内容的にはかなりライトなミステリ作品でした。
謎解きというようなものではなくて、単純に物語とキャラクターを楽しむ感じです。
上巻を読む限りでは、わりと地味なストーリー展開でしたが、探偵役?の白鳥が登場する下巻からは怒濤の展開です(いろんな意味でw
巻末の解説でも語られていましたが、この白鳥のキャラクターはなんと形容したらいいのか迷います。
イン・ザ・プールの伊良部一郎とトリックの上田次郎を足して2で割ったような…というのが、一番当てはまっているのかなぁ
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小説「空中ブランコ」奥田英朗
「イン・ザ・プール」に続く、神経科医伊良部一郎シリーズの第2弾。
あいかわらず、はちゃめちゃな行動ばかりの伊良部医師ですが、最後にはなぜかうまくいく。
そんな不思議な収束感が気持ちいい作品です。
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小説「誰か Somebody」宮部みゆき
今多コンツェルン広報室に勤める杉村三郎。
会長の娘婿として相談を受ける。
会長の運転手をしていた男が事故死した。
その娘たちは父親の死の真相を知るべく
亡き父について本を書きたいという。
相談を受けた杉村は、一見普通の人生を送ったかのようにみえる、この義父の信頼する運転手であり2人の娘の父親でもある梶田信夫の人生を辿ることになる。
そこには高度経済成長期を懸命に生きた家族の姿がみえた。
そして、意外な過去も探り当てることになってしまう…
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宮部みゆきさんの作品も好きでよく読むのですが、最近の作品は少し社会派よりというのか、いろいろと考えさせられる部分がありますね。
とはいっても、そんなにくどくどとお説教じみた物ではないので、物語はスムーズに進行していきます。
登場人物も個性的で好感が持てますし、シリーズ化もわかる気がしますね。
でも、最後に1点だけ気になるのは、読み終えたあとのもやもやとした気持ち悪さです。
お話しとしては、そんなにすべてがうまくいくわけがないというのはわかるんですけども、どうにもスッキリとしない。
そして、杉村三郎が「逆玉の輿」について言われるシーンがいくつか出てくるんですけど、三郎は1回もそのことについて真剣に返答しないんですよねぇ
それが大人の対応という物なのかもしれませんが、ちょっと感情的な部分もみてみたかったかな。
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小説「容疑者Xの献身」東野圭吾
最近、映画化もされた作品の原作です。
ドラマ「ガリレオ」の続編ともいえますね。
ドラマ・映画では福山雅治さんと柴咲コウさんのコンビが素敵な感じでしたけど、原作ではそんな甘い部分は皆無w
レギュラーメンバーは全員男性ですし、物語は淡々と進んでいく感じです。
ドラマや映画から入った人は少し戸惑うかもですけど、作品自体はとても良くできていて、湯川先生の長編を読んでみたかった、わたしみたいな人にはオススメできます。
最後にエピローグを期待してしまう終わり方でしたけど、時間が経つとあの潔さが独特の余韻を残しますねぇ
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小説「死にぞこないの青」乙一
周囲の目を気にしながら生活していた小学生のマサオ。
目立たないようにミスをしないようにやってきた。
しかし、新学年に上がり、新任の教師がやってきて状況は変わる。
最初はとてもいい先生だと思っていたのに、
ある事件をきっかけにマサオを執拗にいじめるようになる。
先生のあからさまな態度に、次第にクラスメイトも同調し、
マサオは完全に孤立してしまう…
そんな時、マサオの前に男の子が現れた。
それが「死にぞこないの青」
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う~ん、乙一さんの本にしては平凡。ありきたりなお話。
でも、すごくわかる。
わたしも小さい頃はわりとこういうタイプの子供でした。
自分から手を挙げて問題に答えるなんてあり得ませんでしたし、国語の授業で1人ずつ音読させられるのが苦痛で仕方ありませんでした。
でも、姉にこの話をしてみると、姉は率先して手を挙げるタイプだといっていました。
同じクラスで手を挙げて解答をする人たちを、まったく未知の生物だと思っていましたけど、まさかこんな近くにそんな珍獣がいたとは驚きました。
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小説「パコと魔法の絵本」関口尚
とある病院での物語。
その病院の入院患者は変わり者ばかり
救急車にひかれた消防士
意味深な電話をするヤクザ
親子関係に悩むオカマ
口の悪い看護師
そして、大富豪の偏屈なおじさん
このおじさん、大貫の口癖は
「おまえが私を知っているってだけで腹が立つ」
そこに絵本好きな少女パコが現れる。
ある日、大貫は勘違いからパコの頬を叩いてしまう。
パコは事故の後遺症で1日しか記憶が病気だった。
それを知った大貫は自分のした行為を後悔する。
翌日パコに会うと、やはり大貫のことは覚えていない。
しかし、大貫がパコの頬にふれると
「おじさん、前にもパコのほっぺに触ったよね?」
1日を繰り返す少女の心になにかを残そうとする大人たちの物語
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この作品は、映画化もされて、最近よくCMなどでもみますね。
もとは舞台だったらしいですけど、なるほど、読んでみるとオチも含めて舞台らしい作品ですね。
作品自体の完成度としてはあまり高くはないです。
とくに構成の面では、展開が急であったり、あきらかに説明不足であったりと雑さが目立ちます。
しかし、各キャラに与えられた役割みたいなものは明確に示されているから、すんなりこの作品の世界観には入っていけると思います。
それにしても、人間が変わるのって難しいですよねぇ
きっかけさえあれば…なのかもしれませんけど、悪い方には簡単に変わるのに、良い方にはなかなか^^;
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小説「魔性の子」小野不由美
わたしは十二国記を全部読んだあと、この作品を読みました。
しかし、刊行順としては、こちらの作品のほうが先だったのかな?
十二国記を読んでいるものにはおなじみの泰麒。
彼が蓬莱へ戻っているときのお話しです。
といっても、それは十二国記目線で見た場合であって、この作品単体として考えると、異世界からきた異端者の物語ということになるのかなぁ
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教育実習生の広瀬は、かつての母校へ赴任する。
受け持ったクラスには、異質な雰囲気を持つ少年がひとり。
その生徒は名を高里といい、幼少期に神隠しにあった。
神隠しから戻って以来、彼に害をなすものは祟りにあう。
まわりから異質なものとして扱われる高里。
彼に共感を感じ興味を持つ広瀬。
2人に共通するのはこの世界への違和感。
自分の本当の居場所はここではない…
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十二国記を読んでいないと、少し理解しにくい部分もあります。
しかし、それを補ってあまりある迫力がこの作品にはありますね。
とくに後半の広瀬と高里、この2人の差異があらわになるとき、あのシーンには圧倒されました。
十二国記の小説、アニメも一緒にみると、より世界観がつかみやすいのではないでしょうか。
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小説「屍鬼」小野不由美
ジャンプスクエアでコミック版が連載中ですが、これはその原作小説です。
全5巻とちょっと長めですけど、コミック版で内容が気になっていたので、まとめて読んでみました。
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過疎化が進む田舎町の小高い丘の上に、突然現れる洋館。
その洋館は、どこかから移築されたようで、すでに年代物の趣。
そんなとき、村では原因不明の疫病で亡くなる人が続く。
その病は貧血から始まり、徐々に身体が衰弱し、3日4日で死に至る。
1人また1人と亡くなっていくうち、村唯一の病院の医師である尾崎は不審を抱く。
患者に関連性はあるのか?そして、疫病の正体とは?
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まず、序盤の猟奇的な雰囲気と、終盤の怒濤のような展開の落差に驚かされます。
次々と謎ばかりが提示され「この大風呂敷は、ちゃんと閉まるのかなぁ?」なんて思いましたけど、予想とは少し違ったアプローチでうまく締めくくられていました。
この作品はミステリではないので、結末の整合性や細かなディティールにこだわってはいけません。
ですが、ホラー作品としての哀愁みたいなものは秀逸に描かれていると思います。
わたしは、トム・クルーズとブラッド・ピットが演じた映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」という作品が好きでしたが、これに近いものをこの小説にも感じましたね。
ちなみに、この映画の原作「夜明けのヴァンパイア」も素晴らしい作品なのでオススメですよ。
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小説「クライマーズ・ハイ」横山秀夫
NHKドラマや映画にもなった作品です。
新聞社の遊軍記者として働く悠木和雅は、翌日に控えた登山のため退社しようとする。
しかし、そのとき「飛行中のジャンボが消えた」と連絡が入る。
なにもわからない状況の中、全権デスクを任された悠木。
未曾有の航空機墜落事故を題材に、それに関わった新聞記者の戦いを描いた作品です。
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たまっていた本を少しずつ消化していきます。
小説「神様のパズル」機本伸司
映画化もされた作品です。
若干16歳にして、大学生の穂瑞沙羅華。
「宇宙は作れるか?」という疑問に興味を示し、
留年寸前の同じく大学生の綿貫基一と共に
この人類最大の謎に挑む…
作品の内容的に物理の専門用語が多く、少しわかりにくい印象を受けます。
しかし、物語自体は学園もののライトノベル的なものなので、難しく考えずに読んでみるといいかもです。
結末も特別驚きはありませんでしたけど、上手くまとまっていて良質のSF作品ではないでしょうか。
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小説「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」滝本竜彦
平凡な高校生、山本陽介。
真冬の道を歩いていると、林の影に人影を見つける。
木の根元に体育座りで座っていたのは、
背中まで伸びた黒髪にセーラー服を着た女子高生。
その女子高生、雪崎絵理は夜な夜な戦う。
チェーンソーを振り回す黒い影と…
なんのために戦うのかはわからないが、
とにかく倒さなくては世界に希望はない。
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市原隼人さん、関めぐみさんで映画化もされた同名小説です。
終盤あたりまでは、あまり抑揚のない平坦な物語が進んでいきますが、それがかえって後半の盛り上がりを際立たせますね。
チェーンソー男に関しても、まあ、だいたい想像していたとおりでしたけど、上手くまとまっていたのではないでしょうか。
映画版もDVD出ているみたいですし、こんど観てみようかな。
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小説「心霊探偵 八雲2」神永学
「心霊探偵 八雲1」に続き、文庫化第2弾です。
前作で八雲のキャラにはまってしまい、すっかり虜となっています(*゚ー^)ъ☆
2もやっとでたかぁという感じでしたけども、待ったかいがあって、今作も楽しめました。
第3弾は9月に発売予定ということなので、心して待ちたいと思いますよ(^0^ゞ
それにしても、石井さん…
狙いすぎだけど、そこがいい('∇^d)
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小説「悪夢のエレベーター」木下半太
主人公の小川順。
妊娠中の妻から、もうすぐ産まれるという連絡が入る。
急いで自宅へ帰ろうとするが、そこで意識が途絶える…
次に目を覚ますと、そこは停止したエレベータの中。
緊急停止した衝撃で頭を打って意識を失った?
まわりを見渡してみると、ダミ声の男、メガネの男、そして全身黒ずくめの魔女。
みんな一癖も二癖もある人物ばかり。
この閉じこめられた箱の中から、どうやって脱出するのか…
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第一印象では、コメディなのかな?という感じでしたけど、後半に入ると急にテイストが変化して、なかなか斬新な感じでした。
小川、マッキー(メガネの男)、三郎(ダミ声の男)…と、各自の一人称で順番に語られていくんですけど、最初は同じ事の繰り返しにちょっと?と思います。
でも、読み終わってみるとこの構成がこの作品のミソなんですねぇ
いままでわたしの読んだ中にはない少し異色な作品でしたが、後半の怒濤の展開、そして意外な結末、とても面白かったです。
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小説「彼女が死んだ夜」西澤保彦
一度読んだ本をまた買ってしまうことってありますよね?
今回買ったこの本はまさにそれです^^;
まあ、かなり前に読んだ本だったので、内容もはっきりとは覚えてなくて楽しめたから、これはこれでよかったかな。
でも、本棚のスペースが…
この作品は時系列的には匠千暁シリーズの第1作目。
このシリーズでは、タックとタカチの関係性が好きで、シリーズが進むごとに展開が気になって続きを読んでいました。
「黒の貴婦人」以降、最近は続きもでていなくて、ひさしぶりにこのシリーズを読みましたが、タック、タカチ、ボアン先輩、ウサコ、みんな魅力的でまた読み返してみたくなりました。
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またまた買うのを忘れそうになって…^^;
新連載で「貧乏神が!」が始まりましたね。
なんとも微妙なノリですけど、続きは気になるかなぁ
あと、「紅」は過去の話になって、すごくいい感じ(*゚ー^)ъ☆
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小説「ターン」北村薫
主人公は森真希。29歳の版画家。
ある夏の日、車を運転していたら、ダンプカーと衝突し、自分の乗った車を横転させてしまう。
事故の実感も曖昧なまま、意識が遠のいていく…
次に気がつくと、自宅の1室で目が覚める。
午後3時15分…
変わらない風景に安堵するが、なにかが違う。
この世界には他の誰もいなくなっていた。
そして、この世界で真希がどんな生活を送ろうとも
定刻がくると一日前の自宅に強制的に戻されてしまう。
このターンを続ける世界から脱出できるのか…
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序盤は少し文章が読みにくく、内容を把握するのが大変でしたが、中盤以降、物語が進むにつれて、どんどん引き込まれていきました。
ただのSFで終わらず、人物描写もしっかり描かれることによって、物語に深みが産まれたのだと思います。
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小説「心霊探偵 八雲1」神永学
大学の「映画同好会」に住む不思議な青年・斉藤八雲
ひどい寝癖と眠そうな目をした皮肉屋
彼には死者の魂が見えるという不思議な力がある
その力のため、次々と怪事件に巻き込まれていく
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ミステリとしてはいまいちですが、ドラマとしては単純に楽しめました。
八雲のキャラも個人的にはツボです。
言葉がぶっきらぼうだったり、子供かと思うくらい唯我独尊な感じがたまりません(Mだから?w
このシリーズの文庫版はこれから刊行予定みたいですね。
続きもはやく読んでみたいなぁ
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小説「どきどきフェノメノン」森博嗣
GWでお天気もいいですねぇ
そんな日には家に引きこもって読書ですよw
というわけで、一気に2冊目も読了です。
「すべてがFになる」「四季シリーズ」など、S&MシリーズやVシリーズで有名な森博嗣さんの作品です。
わたしはこの作家さんの大ファンなので、かなりひいき目しているかもしれません。
この作品は、森博嗣さんにしてはめずらしくラブコメ?になっています。
これがラブコメなのかどうかは、ちょっと微妙な感じでもありますけど、森博嗣風ラブコメなのでしょうね。
主人公の窪居佳那は、理屈っぽくて妄想好き、飲酒時の記憶喪失が悩みという、かなり変わった女の子です。
物事を論理的に考え、常にクールであろうとする反面、「どきどき」することが大好き。
この「どきどき」にかける情熱により、たびたび暴走してしまいます。
解説の多部未華子さん曰く、めんどくさい女の子。
まさしくそんな感じの主人公です。
大学の後輩、鷹野と水谷
指導教官の相澤
謎のお坊さん武蔵坊
ひと癖もふた癖もある登場人物の中、佳那を一番「どきどき」させるのは誰か?
森博嗣さんらしい、ちょっとシニカルな笑いがちりばめられていて、思わずふっと笑みがこぼれてしまいます。
当たり前のラブストーリーにあきあきしている人は是非読んでみてください。
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小説「リアル鬼ごっこ」山田悠介
西暦3000年、日本に似たとある王国。
王様の思いつきで、突如リアル鬼ごっこが始まる。
狙われるのは全国の佐藤さん
鬼は王国の精鋭部隊
もし捕まったら、処刑されるというルール
7日間にわたる大量虐殺
佐藤さんは否応なく生死を分けた鬼ごっこに参加させられる。
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ひさしぶりの読書でした。
でも、この本の内容はいまいちでしたねぇ^^;
バトル・ロワイアルのなん番煎じ?という感じです。
文章も軽薄で最後まで感情移入ができませんでしたし、個々のエピソードも無理矢理感が強いです。
読めば読むほど冷めていきます。
ベストセラー作品ということで期待したのですが、残念ながらわたしには合わなかったようです。
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小説「死神の精度」伊坂幸太郞
死神は身近にいる。
1週間の調査ののち、対象者の死に可否がくだされ、8日目には死が実行される。
死神たちは、調査のために人間に扮して対象者に近づく。
しかし、死神たちは人間には興味がない。
それでも、今日も調査のためにやってくる。
それが彼らの仕事だから…
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金城武さん主演で映画化もされる作品です。
色々つっこみどころのある設定ではありますが、死神のキャラですべてを帳消しにしていますね。
物語のほうも全6編の短編集という形なのですが、全部読み終わってとてもスッキリしました。
1つ1つのお話はわりと淡々と進んでいってあっけなく感じますが、なにかじんわり「よかったなぁ」と思わせてくれる作品です。
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小説「西の魔女が死んだ (新潮文庫)」梨木香歩
不登校になってしまった中学生のまい
環境を変えるため、大好きな祖母の元へ預けられる。
そして、その祖母こそ西の魔女であった。
まいは魔女になるための修行を行うが、その内容は「なんでも自分で決める」ということだった…
ひと月あまり、大好きなおばあちゃんと一緒に暮らす。
その時間は、まいにどのような影響を与える時間になるのか
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映画化にあわせて、平積みされていたので手に取ってみました。
内容的には、自己啓発的な面があるので、そういうのが苦手な人には少し退屈かもしれません。
わたしはこの本の考え方に近い部分が多々あり、ふむふむ…という感じで最後まで読めました。
でも、物語としてはちょっと内容が薄いかなぁと思いますね。
登場する人物はとても魅力的ですし、もっと描写を濃くして、色々なエピソードを読んでみたかったです。
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小説「紅蓮女」上甲宣之
「そのケータイはXXで」に続きこちらも読んでみました。
正直なところ、この作家さんにはあまりいい印象がないのですが、店頭で本を見つけたら、なぜか引き寄せられてしまいました^^;
内容としては、あいかわらず荒削りというのか、気になるところも多々あります。
しかし、突拍子もないアイディアの数々は健在で、思ったより楽しく読み進めることができました。
ヘンに期待したり、身構えたりせずに読んでみると、おもちゃ箱をひっくり返したような、作者の世界観がクセになってくるかも?w
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小説「約束」石田衣良
いや~ひさしぶりに本を読んで大泣きしました。
泣ける本として紹介されていたので、かなり身構えて読み始めたつもりが…
題材として子供が取り上げられているものが多く、これは卑怯だよと思いながら読み始めたのですが、物語が進んでいくうち、そんなことも忘れてぼろぼろ涙がこぼれてしまいました。
病気や死など重い話ばかりなのに、読み終わったあとは少し前向きになれる、そんな作品でした。
わたしのつたない言葉で説明するには限界があります。
是非、実際に読んで感じてみてください。
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小説「空の境界」奈須きのこ
綾辻行人さんの解説に惹かれて読んでみました。
文章に少しくせがあって、ちょっと読みにくかったです。
あと、同じような内容の文章が繰り返されている部分もあって、無駄にページ数ばかり増えてしまっている印象ですね。
「新伝綺」というものにはいまいちピンときませんでしたけど、内容的には面白かったです。
いわゆる普通の小説を期待して読むとがっかりするかもですが、ライトノベルだと思って読めば、作品の雰囲気も良く、キャラクターに魅力もあって、十分に楽しめます。
ただ、物語自体はそれほど複雑なものではないので、もう少しコンパクトにまとまっているともっと良かったですね。
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小説「東京奇譚集」村上春樹
村上春樹さんの本を読むのはたぶんコレが初でした。
不思議をテーマにした、5つの短編からなる作品です。
村上春樹さんという方は、なんとも形容しがたい文章をお書きになる作家さんですね。
ほかの作品を読んだことがないので、全部がそうなのかはわかりませんが、つかみ所がない感じが、この作品にはとても合っていました。
内容的には、とても静かに淡々と進んでいくので、対象年齢は少し高めなのかなぁという気がします。
しかし、読み終わったあとには不思議な余韻が残り、もう一度読み返してしまいました。
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小説「東京少女」林 誠人、笹原 ひとみ
主人公は高校生の未歩。
父は亡くなり、母と2人暮らしをしている。
未歩は父のことを思い、好きだった月を眺める。
そんなある日、母からの提案で未歩の入学祝いをすることになる。
場所はホテルのレストラン、行ってみるとそこには一人の男性。
母の交際相手を紹介される。
未歩は動揺し、その場から逃げるが、途中でケータイをなくしてしまう。
その夜、なくしたケータイへ電話をかけると、電話に出たのは100年前、明治時代の書生、時次郎だった。
いろいろな会話をするうち、お互い惹かれあうが、別れは突然やってくる…
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主演:夏帆の映画「東京少女」の小説化。
「東京少年」に続き、この「東京少女」も読み終わりました。
こちらもすんなり読める小説で1~2時間もあれば、読めてしまいます。
ちなみに、この2作にはなんのつながりもないので、どちらから読んでも問題はありません。
タイムトラベル物…といっても、時間移動するのはケータイのみ。
その設定からして現代的で面白いですね。
(世にも奇妙な物語で同じようなのがあったような…?忠臣蔵の時代にケータイっていうの)
電話での会話以外のストーリーもよくできていて、物語に引き込まれていきます。
終わり方は悲しいけど、ハッピーエンドと思わせる締め方になっていて良かったと思います。
こういう話には弱いから、思わずうるっとしてしまいました…
「東京少年」「東京少女」どちらもオススメです。
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あけましておめでとうございます。
新年最初の更新は昨年と同じく、読んだ本について…
小説「東京少年」渡邉 睦月、村上 桃子
幼くして両親を交通事故で亡くしたみなと。
寂しいときになんでも話せる文通相手のナイト。
2人は9才のころから10年間手紙のやりとりを続けた。
そんなある日、みなとはバイト先で恋に落ちる。
「ナイト、あたし好きな人ができたみたい」
ナイトにはすべてを相談してきた、今回も…
しかし、この手紙によって、この関係に変化が訪れる。
--------------------
主演:堀北真希の映画「東京少年」の小説化。
もとが映画脚本ということもあり、小説として考えると、かなり短いです。
でも、そのぶん短時間でさらっと読めました。
文章量は少なくても、内容はさほど薄いということはなく、破綻なく描かれていました。
ラブストーリーというのとは少し違うような気もしますけど、最後まで気持ちよく読めました。
寝正月のまったりした頭で読むには、ちょうどいい作品だと思います。
「東京少女」もあわせて読んでみてはいかがでしょうか?
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小説「そのケータイはXXで」上甲宣之
大学の友人、しよりと愛子。
2人旅で訪れたのは山奥の温泉地。
よそ者を避けるような住民たちの視線に違和感を感じながらも露天風呂につかる2人。
一足先に露天風呂をあとにしたしよりは、旅館の自室へ戻る。
すると、突然押し入れからケータイの着信音が鳴り響く。
おそるおそる電話に出ると、男の声で「身に危険が迫っていると」告げられる。
その村には恐ろしい言い伝えがあり、今すぐ脱出しないと片目、片腕、片脚を奪われ、生き神として座敷牢に一生監禁されてしまうという。
男の言葉を信用していいのかわからないしより。
しかし、そこで突然の停電…旅館の仲居が様子を見に来る。
電話の男は「今すぐ逃げろ」と…
わけがわからないまま、しよりの逃亡劇が始まる。
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映画化もされ、第1回「このミステリーがすごい」大賞の読者投票2位ということで期待して読みました。
しかし、内容のほうは、いまいち期待にそうものではありませんでした。
ごちゃごちゃと詰め込みすぎていて、まとまりが無く、作品としての統一感がないです。
その中でも、とくに登場人物の描かれ方が不安定で、読んでいてもどうもイメージがしにくく、最後までその引っかかりを解消できませんでした。
物語の構成自体は、突飛ではありますけど、アイデアに富み、次々と降りかかるアクシデントが新鮮でした。
その点でも、いま一歩という印象を受ける作品です。
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駅の広告やテレビCMで気になっていた「ジャンプスクエア」の創刊号。
近所の本屋さんには売ってなかったのですが、見かけたという人からメールがあったので、お願いして買ってきてもらいました(*^∇^)v
るろうに剣心の和月伸宏さん、DEATH NOTEの小畑健さん、そしてなにより、MIND ASSASSINのかずはじめさんの作品が楽しみです。
この手のコミック雑誌を買う習慣がないので、次号以降買うかどうかはわかりませんけど、とりあえず、記念の1冊ということで…
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小説「そして扉が閉ざされた」岡嶋二人
富豪の一人娘が車で崖から落ちるという事故にあった。
その事故を不審に思った娘の母は、娘が死んだ日、一緒にいた娘の遊び友達4人を自分の別荘の地下シェルターに閉じこめる。
あの事故の真相は何だったのか?
4人はそこから逃れようと脱出を試みながら事故のことを推理する。
そして、あかされる意外な結末は?
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限られた空間、少ない登場人物、意外な結末、この三つの要素がこの作品のキモである。
コンパクトでありながら奥深い、構成力の高さが素晴らしい。
文章も大変読みやすく、 全体的によくまとまっている印象があります。
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小説「アヒルと鴨のコインロッカー」 伊坂幸太郞
大学入学を機に一人暮らしを始めた椎名。
引っ越してきたアパートで最初に出会ったのは、しっぽの折れた猫…そして河崎と名乗る青年。
出会って早々、河崎は「一緒に本屋を襲わないか」と椎名に強盗の話を持ちかける。
その目的は友人にプレゼントする一冊の広辞苑。
こんなおかしな話から、物語は意外な方向へと展開する。
2年前おきた「ペット殺し」という残忍な事件。
2つの物語が交差して1つになる。
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今年映画化もされた作品です。
伊坂幸太郞らしい、軽くて読みやすい文章でページ数のわりにはすんなり読めました。
でも、陽気なギャング同様、キャラクターに魅力はあるんですけど、ストーリー展開が読めてしまって、後半は惰性で読むようになるのが残念でした。
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小説「夏と花火と私の死体」乙一
9才の2人の少女。五月と弥生は同級生でとても仲良し。
いつも一緒に遊び、この日も木登りをして弥生の兄を待っていた。
木の上で2人で話していると、弥生は実の兄である健のことが好きだと五月に告げる。
「兄妹じゃなくて、他人同士だったらよかったのに…」
それを聞いた五月は、自分も健のことが好きだという。
「いつも一緒にいられる2人がうらやましかった…」
この瞬間、弥生の心には暗い影がおち、木の上から五月を突き落として殺してしまう。
そこにやってきた健、弥生から事情を聞き、死体を隠そうと提案する。
「ここで死んだことがばれなければいいじゃないか」
大人たちの捜索も始まり、どこに隠せば安全なのか…
これにより、兄妹の悪夢のような4日間が始まる。
表題作「夏と花火と私の死体」と「優子」の2編。
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乙一さんのデビュー作。
16才の時に書いた作品だと聞きましたけど、この構成力には脱帽ですね。
全編、五月の一人称で語られる斬新な語り口。テンポもよくて飽きさせない文章力。
乙一さんの作品は好きでよく読みますが、デビュー作から変わらぬ完成度の高さです。
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小説「クワイエットルームにようこそ」松尾スズキ
佐倉明日香は、ある日恋人と喧嘩をして、そのあげく薬の過剰摂取をしてしまい、精神病院の閉鎖病棟に担ぎ込まれる。
そこで拒食・過食・虚言・自傷など、さまざまな理由で入院している患者に出会う。
最初、明日香は「薬の過剰摂取は事故で、自分は自殺する気など無かった」と言い、この病棟に居心地の悪さを感じるが、まわりと交流していくうちに「自分は自殺したかったのだろうか」と自分を見つめ直すことになる。
自分は普通であり正常だと思う気持ちと、自分は特別で異常なのでは…と思う気持ちのあいだで揺れ動く心。
絶望から再生への14日間の物語。
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現在、同名映画が公開中の作品です。
絶望から再生への…という内容なので、いちおうハッピーエンド?ではあるんですけど、その途中は痛くて苦しいストーリーです。
でも、登場人物達はどこか憎めないキャラばかりで、そのエピソードにより救われる感じがしました。
解説で枡野浩一さんが『死ぬとき、人は「死のう死のう」と思いながら死ぬのではなく、どちらかといえば、むしろ「生きよう生きよう」としながら死のほうへころんでしまう、死ぬつもりもないのに、あっ、なんか死んじゃった…そんなふうに』と書いてあるのが、すごくわかる気がします。
おかしくて笑うというのとは少し違いますけど、もう笑うしかない境地っていうんでしょうか?
これは映画も見てみたいなぁと思わせる作品でした。
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小説「イン・ザ・プール」奥田英朗
伊良部総合病院。
綺麗で近代的な総合病院、その地下フロアの薄暗い一角にあるのが神経科診察室。
そこには色白で太った神経科医、伊良部一郎がいる。
やってくる患者はひとクセもふたクセもある患者ばかり、しかし、それ以上に変わっているのが治療をする医者。
考えているのか考えていないのか?
名医なのかヤブ医者なのか?
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第一印象はあまり好きな作品ではありませんでした。
どうも伊良部一郎という人物が生理的に受け付けない…
しかし、最後まで読んでみて感じたのは、作者はそれも見越して書いているんだなぁということです。
こういう人物なのに、なんかうまくいってしまう…
そこには伊良部一郎という人物の計算があるのか、それともなにか違う力によるものなのか…
そんな風に少し距離をおいて読んでみると、もう少し見てみたいと考えている自分に気づきました。
このシリーズはほかにもあるようなので、機会があればそれも読んでみたいと思います。
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小説「暗黒童話」乙一
事故で片眼を失った女子高生の白木菜深。
そのショックから、左眼と同時に記憶も失ってしまう。
そんな失意の菜深に臓器移植の機会がやってくる。
死者の眼球を手にし視力は回復した菜深だったが、時折、左の眼が様々な映像を脳裏に再生しはじめる。
それは、その死者の眼が見てきた映像の記憶だった。
眼の記憶を見続けるうち、菜深はその持ち主だった者に興味を持ち、生前住んでいた町を訪ねるため旅に出る。
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眼の記憶を頼りに旅をする菜深、童話作家の三木、その三木が書いた暗黒童話「アイのメモリー」の3つのお話しが絡みあって展開されます。
タイトルから連想されるとおり、グロテスクな表現も多く、そういうのが苦手な人には辛いかも?
細かいトリックやオチにも特に驚かされることはありませんでしたが、物語自体はとても良くできており、長編でも中弛みせず読み終えることが出来ました。
ただ、これはホラーなのかな?
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小説「夏の夜会」西澤保彦
主人公 見元は小学校時代の友人の結婚式へ参加した。
ついたテーブルには小学校のクラスメイト達
自然と昔の事へと話題が移る。
皆がそれぞれ自分の記憶をたどり語り出す…
厳しかった女教師の話
夏休み中に起きた事件の話
結婚式には参加していないクラスメイトの話
それぞれの記憶の曖昧さ、又聞きによる誤解もあって、会話に食い違いが出てくる。
忘れていたいこと。忘れてはいけないこと。
見元は記憶の奥にしまったなにかを探し始める…
----------------
人間の記憶とはいかに恣意的で曖昧であるかという作品。
たしかに嫌なことをした本人は忘れていても、された人は憶えているとかありますよね。
どうしても人間って自分に都合のいいように記憶を改ざんしますから…
過去の出来事について真実を見つけ出すというのは大変困難なことであると思います。
関係者数人で記憶の答え合わせをしても、そこに各個人の主観や曖昧さが加わりますからね。
そこが人間関係の面白い部分でもあり、ドラマを生む要素でもあるんでしょう。
そんなことを考えさせられた作品でした。
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小説「暗いところで待ち合わせ」乙一
電車駅近くの一軒家、独り静かに暮らす女性「ミチル」
ミチルは視力を失い、心も閉ざし生活していた。
そんなある日、近くの駅で殺人事件が起きる。
犯人として追われる男性「アキヒロ」
アキヒロはミチルの家に逃げ込み居間の隅にうずくまる。
最初こそ目の見えないミチルはアキヒロに気がつかなかったが、時間が経つうちその存在に気づきだす…
しかし、他人の存在に怯えるミチルはこの奇妙な同棲生活を続けようとする。
----------------
2006年秋、出演:田中麗奈、チェン・ボーリン で映画化されます。公式HPはこちら
この作品の設定を読んだとき、あんまりいい気持ちはしなかったんですけど、乙一さん流のオチに期待して読んでみました。
結果的には、期待していた方向とは違いましたね。
でも、これはこれでとてもいい作品だったと思います。
自分がどう見られているんだろうと気にしてみたり、自分の存在をその場に馴染ませる仮面をかぶってみたり…
ミチルやアキヒロの悩み、わたしも共感できる部分が多々あり、一緒に悩み考えることが出来ました。
そこまで強くはなれないですが、自分もがんばろうと思える作品ですね。
| 暗いところで待ち合わせ 著者:乙一 |
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小説「地下鉄に乗って」浅田次郎
同窓会で四半世紀ぶりに学友と再会した小沼真次。
その帰り酔った体を引きずりながら地下鉄駅の階段を上る。
そこで目の当たりにした光景は三十年前の街の姿だった。
三十年前のその日は、父親とケンカした兄が地下鉄に飛び込み自殺をした日…
真次は兄の自殺を止めようと走り出す。
物語はこのあとも時代を行き来し、真次は自分の家庭の歴史を知ることになる。
----------------
2006年秋、出演:堤真一、岡本綾、常盤貴子、大沢たかお で映画化されています。
わたしも自分の親の若き日、青春時代、幼少期、のぞいてみたいと思ったことあります。
その時、なにを考え、どういう人たちに囲まれ、どのようにして現在につながるのか…
そんな少しせつなくも壮大な物語に仕上がっています。
細かいことをいうと、若干辻褄が合わない部分もあったりはしますけど、この手の話で細かいことを気にするのは野暮ですよね。
純粋に戦中・戦後の日本の混乱期を生きた人間たちのがんばりを考えてみることも必要ですね。
| 地下鉄(メトロ)に乗って 著者:浅田 次郎 |
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小説「アキハバラ@DEEP」石田衣良
人生相談サイト「ライフガード」のユイに引き合わされた3人。
吃音症のページ、潔癖性のボックス、フリーズしてしまうタイコ。
この3人にアキラ、イズム、ダルマの3人を加えた6人で会社を興す。
大切な人を失い、最初は自分たちの進むべき道に迷い苦悩する。
しかし、自分たちの才能を信じ、6人の力が合わさったとき、ネット上に奇跡がおこる…
----------------
ドラマ、映画、コミックと次々メディア展開している作品の原作本。
わたしはドラマとコミックは見たことありました。
どれも多少設定が違ったりして、いい意味で裏切られます。
でも、その中でもこの原作本は一番良かったです。
各キャラクターが魅力的で、物語にもスピード感があり、厚めの本ですが1日で読み終えてしまいました。
ただ、ネットの専門用語など少しわかりにくかった感じも。
わたしは関西の人間なので、アキハバラの風景などは想像するしかないですけど、それでも十分空気感は伝わってきました。
とてもエネルギーあふれる、なにかが起こるような予感を感じる…
そんな若者たちの物語です。
| アキハバラ@DEEP 著者:石田 衣良 |
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小説「ZOO 2」乙一 集英社
・血液を探せ!
ある朝、別荘で目が覚める資産家の主人公、自分が全身血まみれなことに気がつく。
脇腹には包丁が刺さっている。
幸か不幸か主人公は一切痛みを感じない体、しかし、血はどんどん流れ意識は遠のく。
残された時間で犯人を捜せるか…
・冷たい森の白い家
伯母の家の馬小屋で馬の世話をしながら暮らす。
必要がなくなると、わずかなお金を渡されそこも追い出される。
しばらく放浪するが、森に家を建てることにする。
人間の死体つかった家を…
・Closet
過去に罪を犯した女性。
義弟にそのことを知られ追い詰められる。
しかし、その義弟は殺されてしまう。
自分への疑いを避けるため工作するが…
・神の言葉
その少年が言葉を声に出し念じると、周囲の生物はその通りに動いてしまう。
不思議な能力に驚きつつも使っていくうち、生活に違和感を感じるように…
・落ちる飛行機の中で
とある決意を胸に飛行機に乗る女。しかし飛行機はハイジャックされてしまう。
その犯人は飛行機をT大学にぶつけ、乗客を道連れに自殺すると…
そんなとき、女の隣の席に座るセールスマンが女に話しかける。
「安楽死の薬買いませんか?」
・むかし夕日の公園で
近所の小さな公園、夕方だれもいなくなったころ
男の子は一人砂場で遊ぶ。
砂場の底はどうなっているのかを知るために掘り続ける。
穴に腕を入れ肩のあたりまで掘ったあたり、なにか柔らかいものが手に触れる…
----------------
乙一の短編集「ZOO」を2冊に分けて文庫化したものの2冊目。
「ZOO1」はどことなく統一した雰囲気みたいなものがあって、一気に読んでしまいましたが、この「ZOO2」はなんか寄せ集め感がありますね。
よくいえばバラエティに富んでる?
面白かったのは「落ちる飛行機の中で」かな。
明るい話、くらい話、怖い話など、どれも特徴があって1冊の本としてくくるのは難しい本ですね。
| ZOO〈2〉 著者:乙一 |
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小説「ZOO 1」乙一 集英社
乙一の短編集が2冊にわかれて文庫化。
・カザリとヨーコ
一卵性双生児の姉妹。なぜか姉のヨーコだけが母親から虐待を受ける。
虐待が続くうち、ヨーコもそれが当たり前なのだと感じるようになっていく。
しかし、そんな生活に一石を投じる出来事がおこる…
・SEVEN ROOMS
買い物途中に拉致される姉と弟、監禁された部屋の隣には、同じ部屋が6つ。
7つの部屋に監禁される女性達、この姉弟はいかにここから抜け出すのか…
・SO-far そ・ふぁー
両親と子供の3人家族。子供からは両親とも存在し普通に会話も出来る。
しかし、父は事故で母が亡くなったといい、母は事故で父が亡くなったという。
子供を中心とした家族関係、一見うまくいっているかに思えたが…
・陽だまりの詩
地下倉庫の作業台の上、1人のロボットが生まれる。
作ったのは森の中にある家の主人。主人は病原菌に冒され、余命1週間だという。
ロボットには自分の身の回りの世話をし、そして、自分が死んだら埋葬して欲しいと…
・ZOO
付き合ってた女性を殺してしまう。
自分が殺したとわかっているのに、真犯人を捜そうと奔走する男。
女性の死体の写真を毎日自分の部屋の郵便受けに投函する…
この「ZOO 1」の5編の短編は同名映画にもなっています。
----------------
「GOTH」の乙一の短編集。
1つ1つの短編の完成度が素晴らしく、とても楽しく読めました。
個人的には「SEVEN ROOMS」と「陽だまりの詩」が好きです。
舞台設定など深く考えずに、雰囲気に浸るといいですね。
引き続き「ZOO 2」も読みたいと思います。
| ZOO〈1〉 著者:乙一 |
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小説「陽気なギャングの日常と襲撃」伊坂幸太郎
「陽気なギャングが地球を回す」の続編。
前作の4人組がまたいろいろな事件に巻き込まれる(首をつっこむ?)
前作でも魅力的な4人組でしたが、今作ではさらにパワーアップして、よりキャラクターの個性が前面に出ていて、一人一人に愛着を持って読めました。
前半は個人に焦点を当てた短編が続きますが、後半すべての短編が1本につながります。
構成は凝っていますが、文章はあいかわらず読みやすく、とてもバランスのいいオススメな1冊です。
| 陽気なギャングの日常と襲撃 著者:伊坂 幸太郎 |
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小説「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎
人間嘘発見器「成瀬」、天才スリ「久遠」、演説の達人「響野」、精確な体内時計を持つ「雪子」
そんな4人が出会って1つの目的のために動き出す。
それは銀行強盗…
成瀬の正確無比な計画によって次々と成功を収めるが、ある日思わぬ誤算が起きる。
銀行強盗には成功し、現金4千万円を手にするが、その逃走中に別の強盗と鉢合わせ。
せっかく手に入れたお金を横取りされてしまう…
お金を取り戻すため4人は行動を始めるが、そこには不穏な影が…
---------------
大沢たかお、鈴木京香、佐藤浩市、松田翔太などのキャストで映画化もされた作品。
ジャンルとしてはなにに分類されるのかなと考えてしまう作品ですね。
いちおう都会派サスペンスとなってはいますけど、サスペンスというほど緊張感はないですし。
どちらかといえばコメディ、先も読めてしまう内容ですが、肩を張らず気軽に読むと吉でしょうね。
各キャラクターは魅力的で続編の「陽気なギャングの日常と襲撃」も楽しみですね。(購入済)
| 陽気なギャングが地球を回す 著者:伊坂 幸太郎 |
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小説「虚空の逆マトリクス」森博嗣
「すべてがFになる」のS&Mシリーズ、「黒猫の三角」のVシリーズ。
ほかにも四季シリーズや、現在進行中の「φは壊れたね」からなるGシリーズなど。
わたしはこの作家の本が好きでほとんどすべて読んでいます。
しかし、この作家さんの筆の速さには驚かされますねぇ。
数ヶ月おきには新作が出て、しかも短編集ばかりではなく、ちゃんと長編の続き物が次々完成する。
いつかシリーズごとにちゃんと読み直して、感想をまとめたいなぁと考えているんですけど、まずは今回の短編集を読んだので、そのお話しを…
---------------
「ゲームの国」
食堂で働く「星茂佳奈」趣味は回文作り、ある日食堂で死体を発見してしまい、死体のそばには「ほし」の文字、同じ回文同好会に所属する伯母のリリおばさんと殺人事件の謎を解く。
話の内容自体はあまり印象にのっていないんですけど、出てくる回文が面白いのでおすすめです。
「探偵の孤影」
とある街の古ぼけたビルに探偵事務所を構えるティモシェンコ。
近くのビルでは幽霊が出るというウワサを聞く。
そんなとき足音もなく現れた依頼人、ブロンドの髪の美しい女性、依頼内容は姉の捜索、かつて姉が住んでいたというビル、それは例の幽霊騒ぎのビル。
探偵は調査を開始するが…
ハードボイルドな世界観、これぞ探偵小説というような雰囲気で話は展開していきますが、最後に大オチが存在します。
ありがちな展開ではありますけど、気持ちよく読める短編です。
「いつ入れ替わった?」
このためにこの本を買ったといっても過言ではないです。
S&Mシリーズの短編。少しだけ犀川創平と西之園萌絵の関係も進んでいい感じに…
ほかの短編はいきなり読んでも楽しめますが、これだけは本編のS&Mシリーズを読んでからにしていただきたいです。
以上3編以外に「トロイの木馬」「赤いドレスのメアリィ」「不良探偵」「話好きのタクシードライバー」の全7編の短編集です。
文章も簡素でありながら良く整理されていて、とても読みやすく、さらっと読める短編集としていかがでしょうか?
| 虚空の逆マトリクス(INVERSE OF VOID MATRIX) 著者:森 博嗣 |
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小説「GOTH」乙一 角川文庫
リストカット事件
犯人は被害者を昏倒させて、その間に手首を切断し持ち去る…
そんな事件が多発する中「僕」と森野夜は出会う。
その後も周囲では猟奇的な事件が次々と引きおこされる。
「僕」と森野夜はその犯人たちを追い、その内面に触れようとする…
人間の残酷な面を覗きたがる者(GOTH)
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第三回本格ミステリ大賞受賞作
読み始めは「これってミステリなのかな?」という感じでしたけど、終盤の展開はミステリそのものです。
文章がすごくスピーディで、先が気になることと相まってどんどん読み進めてしまいます。
「僕」と夜のその微妙な距離感、でも同じ臭いを感じ惹かれる心。
冷静に淡々と進んでいく物語の中で登場人物たちの感情がより引き立ちます。
叙述トリックがちりばめられていますから、油断の無いように読み進めてください。
| GOTH 夜の章 著者:乙一 |
| GOTH 僕の章 著者:乙一 |
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小説「死者は黄泉が得る」西澤保彦
周囲から隔離された、死者を甦らせる装置のある館。
そこに住む6人の女性たちは、館に迷い込んでくる人間たちを殺し。
そして、甦らせて仲間にする。
生ける屍と化した女性達は、生前の記憶を一切失ったまま、
ただ、この繰り返しを続けていた。
その隣町では、美女を巡る不可解な連続殺人事件が起きていた。
この二つの出来事が物語にどう絡んでくるのか。
この本の作者「西澤保彦」という人は、このようにSFミステリというのか、とても凝った設定を駆使して作品を作り出す作者さんで、ほかの作品でも毎回その設定には驚かされます。
この「死者は黄泉が得る」もSF的な設定の中に、ミステリの雰囲気がうまく調和していて、幅広い読者層に受け入れられやすいのではないでしょうか。
死者の館と隣町の出来事が交互に描かれ、2つの謎の関連性など、イヤでも物語にのめり込みます。
そして、最後には、この凝った構成に隠されたトリックが明らかに…
この本は、Amazonや楽天などのお店では品切れが続いているみたいですね。
読んでみたい方は、ご近所の古本屋さんなどをのぞいてみてはいかがでしょうか。
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小説「4TEEN」石田衣良
人の何倍もの速度で老いていくウェルナー症のナオト、大柄で太っていて汗っかきのダイ、小柄でメガネをかけて秀才のジュン。そして、一番普通でこの物語の語り手でもあるテツロー。
生まれた家柄や育った環境は全然違うけど、いつも一緒に遊ぶ同じ中学校の同級生四人組。
受験に追われる三年生でも、入学したてで浮足立つ一年生でもない。中学二年生。
そんな、ちょっと空白の時間に14才の少年達がなにを考え行動するのか…
東京・月島を舞台に物語は始まります。
「池袋ウエストゲートパーク」「アキハバラ@DEEP」などの作品を世に出す、石田衣良の直木賞受賞作。
文章は読みやすく、でも、どこか情緒的でもあって、月島という東京の下町?を走る少年たちの自転車が目に浮かびます。
(わたしは関西人なので、東京の地理は全くわかりません)
恋愛、同性愛、摂食障害、援助交際、プチ家出、少年少女たちが抱える問題を自然に物語の中に溶け込ませて、それを解決するんじゃなく、どう向き合っていくのかを考える。
もちろん、大人である作者が書いたものですから、当の中学生が読んだら笑ってしまうかもしれません。
しかし、現実を忘れて、作品の世界にどっぷりと浸かってしまえば、きっとそんな気恥ずかしさも忘れて、なにか感じることができる作品ではないでしょうか。
| 4TEEN 著者:石田 衣良 |
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小説「霧越邸殺人事件」綾辻行人
劇団「暗色天幕」の8人が信州の山奥で猛吹雪に遭遇する。
その8人が吹雪の中を彷徨い歩いていると目の前に洋館「霧越邸」が現れる。
館に入れてもらって、しばしの休憩をするが、吹雪は止まない、電話も通じない、
まさに「吹雪の山荘」という状況の中、連続殺人が起きる…
「吹雪の山荘」という設定や登場人物は、ありふれていて面白味に欠ける。
しかし「館」そのものの表情や、意志を持った「館」など、この本の主人公は館なんだと、気がつくとそれがとても新鮮で面白いです。
「館シリーズ」の綾辻行人の作品ですが、「館シリーズ」ではどちらかというと、建築家中村青司の意志や館の主の意志が強く現れていましたけど、この作品の館は、館自体の意思が前面に出ていて、「館シリーズ」とは似て非なるものであると感じます。
非常に完成度が高くてとてもお勧めな一作です。
| 霧越邸殺人事件 著者:綾辻 行人 |
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小説「完全無欠の名探偵」西澤保彦
遠く離れて暮らす孫娘りんのため、大富豪がお目付役として送り込んだ青年山吹みはる。
彼の前に出ると誰もがおしゃべりになってしまう。
そして、誰もが自分の中の記憶の糸を辿り、隠された意外な真相へと導かれる…
この作品のキーワードは「偶然」です。
「完全無欠の名探偵」みはるのもとに、あらわれるいろいろな人々、人々はなぜか多弁になってしまう、本当は話すつもりの無かったこと、自分達の身の回りで起きた事件を話し出す。
一見なんの関係もないような個々の「人・話・事件」が、うまく絡み合っていてすごく気持ちいい。
| 完全無欠の名探偵 著者:西澤 保彦 |
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小説「Xの悲劇」エラリー・クイーン 大久保康雄 訳
海外ミステリ界の大御所エラリー・クイーンのあまりにも有名な四部作の第一作。
満員電車の中でおこなわれた毒殺事件の謎。
この謎を解くよう警察から要請を受けて、今は舞台を退いて山荘で隠退生活を送っている元舞台役者ドルリー・レーンが動き出す。
クイーンの特徴でもある論理的な謎解きや劇に見立てた凝った構成など、遊び心も忘れない古典ミステリーの代表作。
わたしはあまり海外物の小説は好きじゃない。
というのも、言葉のニュアンスが肌に合わない。(翻訳者にもよると思うけど)
だから、どうしても、読書のペースが乱されて、物語に集中できない。
その点が、名作と呼ばれる作品だけに凄く残念だった。
(原本が読めればとも思うけど、英語力が…)
しかし、この「Xの悲劇」は、そのテンポの良さ、とにかく理詰めで謎にアプローチするという論理的姿勢、ミステリとしては文句のつけようがありません。
自分にあった訳の本を見つけて、もう一度是非読んでみたい1作です。
また、物語の展開の仕方など、現代の作家にも多大な影響を与えていることはいうまでもありませんね。
| Xの悲劇 著者:エラリー・クイーン,エラリイ クイーン |
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小説「十角館の殺人」綾辻行人
最近読んだ小説というわけではないですけど、わたしにとって思い出の1作なので紹介したいと思います。
現在では新本格の大物作家になっていますけど、この作品は綾辻行人のデビュー作。
7人の人間が孤島へ行き、そこでひとりまたひとりと殺されていき、最後には…
というように基本はクリスティの「そして誰もいなくなった」と同じです。
しかし、そこは新本格の旗手といわれる筆者だけあって、一筋縄ではいきません。
巧妙な伏線を使った叙述トリックは今読んでもとても新鮮ですね。
実はこの小説はわたしが始めて読んだミステリ小説でした。
当時の読み進めていくうちに感じたドキドキ感やラスト近くの例の一行を読んだときのあの衝撃!
しばらくなにが起きたのかわからなくて。大げさではなく、それほどのショックだった。
その感覚だけは、いまでもはっきりと覚えています。
それ以降、同じ感覚を味わいたくて多数の小説を読み漁っていますけど、なかなか出会えていない。
また「やられた!」とひとり唸ってみたいものです…
| 十角館の殺人 著者:綾辻 行人 |
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小説「ブレイブ・ストーリー」宮部みゆき
現実の世界、ごくごく普通の生活を送っている主人公の亘。
しかし、突如現れる父親の不倫相手、それによって家庭は崩壊し、父親も家を出てしまう。
悲嘆に明け暮れる母の姿を見て、亘は運命を変えることのできる女神が住むという世界「幻界」へ旅にでることを決意する。
その世界は、まるでゲームの中のようで、トカゲ男のキ・キーマ、ネコ娘のミーナなど、仲間達と出会い、女神のいる「運命の塔」を目指すことに…
最近映画化もされた、宮部みゆきさんのファンタジー小説。
宮部みゆきさんの本もたくさん読んできましたけど、この方は本当に多彩な作品を書きますね。
「模倣犯」のような現代的なミステリーから、「本所深川ふしぎ草紙」のような下町人情の時代小説まで
それもこれも自分の興味のあることや、趣味が幅広いからなせる業なんでしょうね。
著者は大のテレビゲーム好きでも有名で、その趣味はこの作品にもいかんなく発揮されていて、細部にRPGの定番を思わせる展開がちりばめられています。
作品の前半部分は亘の現実世界での生活が書かれていて、その量は作品全体の3分の1近くにもなります。
その内容は、家庭が崩壊していく様子が子供目線で描かれ、ファンタジーや冒険活劇とは程遠い。
読んでいる途中は、長いなぁと思ったり、早く冒険部分に行かないものかと…
それに、亘の幻界へ旅立とうとする動機にも納得できませんでした。
亘は単純に「家出した父親に戻ってきて欲しい…」の一心なんでしょうけど、不倫相手の女性が悪というわけでもなく、両親の心が離れてしまっているのに、形だけ元通りにすることになんの意味があるのか…
しかし、結果としては、この前半部分をくどくどとしつこく描くことによって、後半部分の亘の成長をより明確にする効果があったのかと納得しました。
そう考えて読んでみると、この現実的な前半部分とファンタジー的な後半部分が等価に描かれていることこそがこの小説の肝なんだなぁと思えます。
前半部の自己中な思考、支離滅裂な論理、近視眼的な母への愛情…これは子供の子供たる所以なんだと…
そして、亘は幻界で旅するうちに、まわりを見ることを知り、自分で思考し、人の気持ちも理解できる。
そんな、少年が大人へ成長する冒険を描いた物語です。
剣と魔法の純ファンタジーを期待して読むとガッカリするかもですが、作品としてはとてもよくできています。
幻界の魅力的な仲間達やワタルとミツル(亘のライバル)の戦いなど、作品としては少し長いですけど、楽しくて最後まで一気に読んでしまいます。
| ブレイブ・ストーリー (上) 著者:宮部 みゆき |
| ブレイブ・ストーリー (中) 著者:宮部 みゆき |
| ブレイブ・ストーリー (下) 著者:宮部 みゆき |
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