読書感想
時間がとれないながらも、ちょこちょこ読書もしています。最近読んだもの作品は…
「守護天使」
映画化もされた作品。さえない中年オヤジの須賀啓一は、通勤電車で見かけた女子高生に初恋をして、「あの子の守護天使になる」と心に決める。そんなとき、ブログの書き込みをきっかけに女子高生が狙われる。チンピラオヤジと引きこもり少年を仲間に加え、守護天使は初恋相手の女子高生を守ることができるのか…
この作品には、驚きの展開や深い含蓄などは含まれませんが、なぜだか不思議とほっこりとさせるものがあります。あえて女子高生の内面描写を控えているのも、主人公3人組の物語であるという部分を強調する効果があって、作品にいい味を持たせていますね。
----------
「イノセント・ゲリラの祝祭」
田口・白鳥シリーズの第4弾。あいかわらず面白い2人の掛け合いは健在ですが、内容はややマンネリ気味。問題提起は過去3作でも十分にされてきましたから、今度はもう少し先のお話が読んでみたいですね。まあ、あまりに現実離れしてしまうと、それはそれでリアリティが無くなってしまいますから、難しいところですけどね。
----------
「"文学少女"と恋する挿話集2」
こちらもシリーズ物の番外編として安心の面白さです。今回はななせ&森ちゃんメインの物語ですが、森ちゃんのほうはホントに甘いお話ばかりです(本編でこんなキャラでしたっけ?w)。逆にななせのほうは、結果が結果だけに切ないお話ばかりですが、この番外編で少しは救われましたかねぇ
----------
「"文学少女"見習いの、傷心。」
見習いさんも第2弾です。遠子先輩がいなくなったあとの心葉の物語という意味では楽しめるのですけど、オリジナルメンバーの完成度が高いだけに菜乃の立ち位置は、どうしても微妙になりがち。作中で語られているように遠子先輩とダブって見えるというのは個人的には…?
最近のコメント