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小説「屍鬼」小野不由美

小説「屍鬼」小野不由美

ジャンプスクエアでコミック版が連載中ですが、これはその原作小説です。
全5巻とちょっと長めですけど、コミック版で内容が気になっていたので、まとめて読んでみました。

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過疎化が進む田舎町の小高い丘の上に、突然現れる洋館。
その洋館は、どこかから移築されたようで、すでに年代物の趣。
そんなとき、村では原因不明の疫病で亡くなる人が続く。

その病は貧血から始まり、徐々に身体が衰弱し、3日4日で死に至る。
1人また1人と亡くなっていくうち、村唯一の病院の医師である尾崎は不審を抱く。
患者に関連性はあるのか?そして、疫病の正体とは?

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まず、序盤の猟奇的な雰囲気と、終盤の怒濤のような展開の落差に驚かされます。
次々と謎ばかりが提示され「この大風呂敷は、ちゃんと閉まるのかなぁ?」なんて思いましたけど、予想とは少し違ったアプローチでうまく締めくくられていました。

この作品はミステリではないので、結末の整合性や細かなディティールにこだわってはいけません。
ですが、ホラー作品としての哀愁みたいなものは秀逸に描かれていると思います。

わたしは、トム・クルーズとブラッド・ピットが演じた映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」という作品が好きでしたが、これに近いものをこの小説にも感じましたね。
ちなみに、この映画の原作「夜明けのヴァンパイア」も素晴らしい作品なのでオススメですよ。

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